2009年10月13日
10月11日にバーミンガムで開かれた世界ハーフマラソン選手権で、エリトリアのゼルセナイ・タデッセが、男子大会新記録を出して優勝を果たしました。タデッセは2006年から同選手権で優勝しており、今回で4連覇になります。
タデッセは、ハーフマラソン21.2キロの、中盤10キロ地点を過ぎたあたりでライバルを振り切り、59分35秒の大会新記録でゴールしました。この記録は、大会記録を21秒も更新する記録になります。2位は、24秒遅れてケニアの Bernard Kipyego、3位は、アメリカのDathan Ritzenheinでした。
女子では、ケニアのMary Keitanyが優勝し、2位はケニアのPhiles Ongori、3位はエチオピアのAberu Kebedeとなりました。
また、男子チームでは、エリトリアは2位に入賞、銀メダルを獲得しました。ケニアが1位、エリトリアは2位、3位はエチオピアとなりました。男子チームとしては、2005年から5年連続の銀メダル獲得となります。女子チームの結果は、1位ケニア、2位エチオピア、3位ロシアとなっています。
【ゼルセナイ・タデッセ】
1982年エリトリアのアディ・バナに生まれる。160cm/58kg。プロ・サイクリストを目指し頭角を現すも、陸上に転向。アテネオリンピック(2004)男子10000mで、銅メダルを獲得。このメダルは、1993年に独立し、2000年からオリンピックに出場を始めたエリトリアにとって、初めてのオリンピックメダルとなった。主な戦績は、上記銅メダルのほか、世界ハーフマラソン2006年から4連覇、世界クロスカントリー選手権(2007)での優勝、オールアフリカゲームズ(2007)での10000m優勝、大阪での世界陸上選手件(2007)で10000m4位、同(2009)での10000m銀メダルなどがある。
国際陸上競技連盟webサイトでのニュースはこちら(写真あり)
■Tadese, a man for all surfaces - World Half Marathon, Birmingham
http://www.iaaf.org/WHM09/news/kind=100/newsid=54651.html
■Tadese makes it four in a row - MEN’s RACE REPORT - World Half Marathon, Birmingham
http://www.iaaf.org/WHM09/news/kind=103/newsid=54664.html