このインタビューのオリジナル映像は以下でご覧いただけます。
Eastafro.com President Isaias Afwerki’s interview with Reuters (PART
I, PART II)
http://96.30.29.245/Post/2009/10/24/video-president-isaias-afwerkis-interview-with-reuters
アスマラ 2009年10月21日
アスマラで本日行われた、ロイター通信によるインタビューの中で、イサイアス・アフェウォルキ大統領は、誇張された見込みによって非現実的なイメージを描くようなことは、エリトリアの政治風土の中にはないものだと述べた。
大統領は、国内的、広域的、国際的なさまざまな論点についてのインタビューの中で、次のように述べた。豊かな天然資源や、資源から得られる収入が決定的なであるならば、世界は、豊かな天然資源を持つアフリカの国々で極度の貧困が後広範にわたっているなどという現状に遭遇しなかったはずであり、決定的な要素とは、利用可能な資源を効果的そして効率的に利用していくことである。
大統領はまた次のように述べた。資源というものは、国の経済を強化することや、社会正義に基づき、資源を平等に分配することに利用されてはじめて、人々の尊厳を確保することに資するものである。一国の資源は、勤勉や、国民の生活レベルの質的向上、なかでも、意味のある社会秩序の保証のために役に立つべきであり、資源は懸命な方法で利用されるべきだと強調した。
エリトリアの客観的な経済状況や、ある四半期に示された統計データについての質問に対しては、イサイアス大統領は、統計上の数字をでっち上げ偽りの結論を導くことに熱中している勢力がいると述べた。これに関連して、大統領は、エリトリアの経済に関して、こういった勢力の隠れた動機に基づいて流布された情報は、エリトリアの客観的な事実や現実を反映しておらず、歪曲された報告を元にしたものだと強調した。
いくつかのNGOや機関は、旱魃や飢餓を宣伝することを通じてビジネスを成長させることに携わっていることを指摘し、大統領は、こういった機関の目的は、国家の中の国家のようにふるまい、資源を搾取し独占しようとするのと同様に、政治的干渉を援護することにあると述べた。 大統領は、広域的課題、とくにソマリア問題への戦略的な解決策に関するエリトリアの政治的立場に関して、こうした戦略的な解決策は、ソマリアを拠点にし、ソマリア人自身による行動による解決策に依拠すべきだと述べた。「問題解決は、ソマリア人自身の手にゆだねられるべきだ。エリトリアも含む他者の解決策は、補完的・補助的であるべきだと述べた。 大統領は、また、直接の関係者の代わりに、いわゆる平和維持軍や司令官を押し付けることは、不敬なことであり、究極的な目標は、ソマリアの人々とソマリアの国の主権に重点を置くことであると述べた。また、「繰り返されるアンチ・エリトリアキャンペーンや、ソマリア問題に関連した策略の背後にある主な理由は、ひとえにエリトリアの人々と政府が、アフリカの角全体を不安定化させ、分裂させようとする計略に与しないからである。」と述べた。
オバマ大統領により続行されている政策および今のところ見られた変化に関する質問に答えて、イサイアス大統領は、エリトリアの政治風土は、ものごとを辛抱強く観察し、性急な判断で気ままに動くことを避けるという特徴があると述べ、「われわれは、時間と歴史に非常に重きを置く。たった9ヶ月間しか在職していない、ある体制の戦略的業績に関して、判断を下すことは不可能であるし、また同時にそうすることが適切なこととも思えない。辛抱強くあることは、依然としてわれわれの指針となっている」と語った。
いくつかの国によって広められている“民主主義”の概念とは、一握りの勢力の利益に資するために下賜された陳腐な決まり文句であると指摘し、“民主主義”は、今日、社会の変化に努める努力を妨げようとする一握りの特定の利益集団の手に限定されてしまっており、こういった利益集団は、望ましい結果を得られなかった場合、最後の手段として、“民主主義”のような概念を持ち出してくるものだと述べた。
「エリトリアは社会的変容を遂げており、国全体や国民を、厄介なワナに押し進めるようなこういった考えや実践にはまったく従う意志がない。私たちには、私たち自身の優先順位があり、また私たち自身の選択肢がある。私たちの政治的充足は、大多数の人々の利益に資する環境、社会的公正を保証すると同様に人々の参画を保証する環境を作ることにある。とりわけ、私たちは、多大な犠牲を払って実現した独立という選択について妥協する余地は全くない」と大統領は強調した。
エリトリアに制裁を加えようとする多くの謀略に関しての問いに、大統領は次のように答えた。「私たちの返答は、直接的で明快である。なぜ制裁を?誰によって?もし制裁を求める勢力が、何の証拠もないのならば、私たちは、逃げも隠れもせず、はっきりと彼らに、世界の人々に全てを知らせるようにと頼む。もしこれらの計略が、なにか他の動機によってなされているならば、彼らは完全に信用を失い、退けられるだろう。
アルジェリア協定第5条に基づき2009年8月17日に採択されたエリトリア-エチオピア請求委員会の裁定に関して、大統領は、「これは金銭の問題ではなく、法と法治の問題である。拘束力を持つ最終的な裁定と同様に結論がだされた法や合意によるエリトリア政府の不変の伝統に沿って、エリトリア政府は決定を受け入れる」と述べた。
いわゆる報道の自由について、イサイアス大統領は、エリトリアは、エリトリアの国益、団結、安全に対して向けられるどんな策略も(それが“報道の自由”という形をとろうが、その他どんな見かけをとろうが)許容することはできないと述べた。
大統領に対する“暗殺未遂”の疑いがあることについては、意味のない茶番劇だと一蹴し、「作り話に、破綻した要素があるなら、そういう話は驚きではない。私としては、私は人々とともに、人々の中で生きている。」ときっぱりと述べた。
本稿は、下記の原文(英文)より、当大使館にて編集したものです。
http://www.shabait3.com/news/local-news/275-portraying-unrealistic-image-through-exaggerated-expectations-is-not-the-eritrean-governments-political-culture-president-isaias-