2010年9月11日
エリトリアでは、二つの新年を祝います。新年のひとつは、グレゴリオ暦での9月11日に、在来の宗教であるテワヘド教(キリスト教)教会、カトリック、プロテスタントの信徒によって祝われます。うるう年には元旦は9月12日になります。
エリトリアでは、伝統的な独自の暦法(グレゴリオ暦から7年遅れ)も使われており、この暦では、今日からはじまる一年は2003年となります。
9月11日の元旦には、大人たちは新調した伝統的な衣服に身を包みます。村でも町でも、家の前で、山羊や羊、鶏などの生け贄を神に捧げ、その後、こどもたちが集まり、聖歌を歌い、詠唱しながら真っ赤に燃えるたいまつを掲げて、たいまつの火の上をこえる厳粛なジャンプをするように大人たちを招きます。火を飛び越える儀式は、古い年に別れを告げ、新しい年を迎えるという意味をもっています。
もう一つの新年は、1月1日に世界中で祝われる新年で、エリトリアでは、こちらの新年も祝われています。
新年にあたり、駐日エリトリア国大使館より皆様とご家族に二度目の新年のご挨拶を申し上げます。
Zula半島より日の出を臨む
2010年9月11日(グレゴリオ暦)
駐日エリトリア国大使館