エリトリアは新年を迎えます― Happy New Year Again!
2011年9月12日
あけましておめでとうございます。エリトリアの暦で本日2011年9月12日は2004年1月1日であり、今日から新しい一年がはじまります。
エリトリアでは、世界の他の国と同様にグレゴリオ暦での1月1日に新年を祝うのと同様に、伝統的な独自の暦法(※)での1月1日(グレゴリオ暦9月11日にあたる)にも新年を祝います。この新年行事は、在来の宗教であるテワヘド(エリトリア正教)教会、またカトリック、プロテスタントの信徒たちによって祝われます。
新年には、大人たちは新調したハンドメイドのコットンの伝統的な衣服に身を包みます。村でも町でも、家の前で山羊や羊、鶏などの生け贄を神に捧げ祈ります。その後、地域の子どもたちが集まって聖歌を歌い、詠唱しながらたいまつを掲げ各家々を回り、たいまつの火の上をこえる厳粛なジャンプをするように大人たちを誘います。この火を飛び越えるという儀式は、古い年に別れを告げ、新しい年を迎えるという意味をもっています。
新年にあたり、駐日エリトリア国大使館より皆様とご家族に二度目の新年のご挨拶を申し上げます。
2011年9月12日
駐日エリトリア国大使館
※エリトリアの伝統的な暦法
伝統的な暦法では、30日ずつの12カ月と残りの5日で構成される最後の月の合計13カ月(下表)で1年が構成されており、またグレゴリオ暦からは7年遅れとなります。そのため、本日からはじまる一年は2004年となります。また、うるう年には、13ヶ月目は6日となり、元旦が1日ずれます。今年はエリトリアの暦ではうるう年にあたるため、元旦が9月12日となっています。世界の他の国と同様にビジネスや公の場は、世界共通のグレゴリオ暦で動いていますが、伝統行事や宗教の中に伝統的な暦は生き続けています。
月の名前 |
グレゴリオ暦での各月の開始日(うるう年) |
メスケレム |
9月11日(9月12日) |
テケムティ |
10月11日(10月12日) |
ヘダール |
11月10日(11月11日) |
タハサス |
12月10日(12月11日) |
テリィ |
1月9日(1月10日) |
イェカティット |
2月8日(2月9日) |
メガビット |
3月10日(3月10日) |
ミヤゼャ |
4月9日(4月9日) |
グヌボットゥ |
5月9日(5月9日) |
セネ |
6月8日(6月8日) |
ハムレ |
7月8日(7月8日) |
ネハセ |
8月7日(8月7日) |
パグメ |
9月6日(9月6日) |