2012年2月24日
独立戦争中のエリトリアを空手を教えるために訪れた日本人空手家千葉晴信氏が、今月9日、32年ぶりにエリトリアを訪問し、かつての空手の弟子たちと再会し交流を深めました。
現在ハラレ(ジンバブエ)で空手道場を主宰する千葉氏は、1978年、エリトリア独立戦争の取材に入った日本人ジャーナリストの助手としてEPLF(エリトリア人民解放戦線)の解放区を訪れました。その際に、植民地支配からの脱却、独立を求めるエリトリアの若き闘士たちと出会い、その意気込みに共鳴し、翌1979年、単身エリトリアを再訪し、数ヶ月間に渡りエリトリア山中の解放区にて空手を教授しました。
千葉氏とエリトリアの弟子たちの間は、1979年以来音信が途絶えていましたが、かつて千葉氏の申し出に賛同し空手教授を依頼したエスティファノス氏が駐日大使に着任したことをきっかけに、千葉氏の教えを受けた弟子たちの間に再会を求める声があがりました。その後、様々な方からの情報提供を受け、ようやく昨年、ハラレの千葉氏と連絡がつながり今回の氏のエリトリア再訪が実現しました。
再会に向けてご尽力いただいた皆様、また情報をご提供いただいた皆様にあらためて感謝申し上げます。
2012年2月24日
駐日エリトリア国大使館