2013年10月3日
10月7日より四国4県にて開催される国際交流スポーツイベント「四国ディスカバリーライド2013」(主催 一般社団法人コグウェイ)に、エリトリアより2名の選手が招待参加します。
四国ディスカバリーライドには昨年もエリトリア選手が参加し、日本また海外からの参加者たちとスポーツを通じて交流を深めました。今年は、エリトリアサイクリスト協会会長のYemane Negasi Gebremariam氏と、エリトリア女性サイクリスト協会会長のRigat Tekle Hagos氏が参加します。
この内、Yemane氏は、1960〜70年代に活躍したトップライダーで、五輪を含む数々の国際大会に出場していますが、1964年には東京五輪にも出場しています(当時18歳)。エリトリアは1993年に独立し、当時はエチオピア領であったため、エチオピア代表選手として出場しました。Yemane氏は、現在はサイクリスト協会会長として後進の育成にあたっています。
エリトリアは現在、ダニエル・テクレハイマノット(Daniel Teklehaimanot)をはじめとする国際レベルの選手たちが活躍する伸び盛りのサイクリング新興国です。ヤマネ氏は、今回の訪日にあたり、自分たちは1964年には母国の代表として出場できなかったが、2020年の東京五輪では、後輩のサイクリストたちに母国の旗を背負いメダルを目指して欲しいと語り、今回の訪日で、日本のサイクリング関係者とのネットワークを深めたいとしています。
四国でのサイクリング・イベント終了後は、東京を訪れ、サイクリング関係者との懇談や、かつて走った東京オリンピックのサイクリングルートを再訪するなど、約半世紀ぶりとなる日本での滞在で、エリトリアと日本のサイクリング交流をはかる予定です。
エリトリアの自転車競技に関してはこちらもご覧下さい
大使館公式ページ内About Eritrea エリトリアの自転車競技
(写真左) 昨年の四国ディスカバリーライドに参加したエリトリア選手たち
(写真右) 1964年東京オリンピック出場の際にヤマネ氏が使用しエリトリアに持ち帰った日の丸と五輪を配した旗。 現在もエリトリアでヤマネ氏が大事に保管している。
2013年10月3日
駐日エリトリア国大使館