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アスマラについて
標高2350mに位置するアスマラは、年間平均気温が17℃で、冬季(11~1月)でも半袖で過ごせる穏やかで快適な気候です。古より商業の中心地でしたが、1897年に首都となり、イタリアのアフリカ大陸進出の要、「第二のローマ」として開発されてきました。そのため、現在でも、世界有数の規模で1920~1930年代のイタリア・アールデコ建築が残されており、世界遺産登録準備が進められています。
ブーゲンビリアやジャカランダが咲き乱れる街角には、美しい煉瓦作りのヴィラや、斬新な現代建築があちこちに見られ、イタリアの遺産とアフリカの風土が溶け合った独特の魅力を醸し出しています。古来より宗教が共存してきた街でもあり、カトリック大聖堂、モスク、テワフド教会、シナゴーグなどが立ち並ぶ風景からは、異文化に寛容な懐の深い都市の魅力が感じられます。
農業国であるエリトリアはまた、豊かな食文化を誇り、伝統料理のツアビィやインジェラ、蜂蜜酒や、地ビールに地ワインなどが楽しめます。伝統行事も盛んで、1月と9月の祭礼には、白い民族衣装に身を包んだ街の人々が、極彩色の礼服をまとった聖職者たちと美しいコントラストを描きながら、聖なる泉を目指して街を練り歩きます。歴史が息づき、文明が交差するアフリカのコスモポリス、アスマラへようこそ!
“アスマラ”の名の由来
「アスマラ(Asmara)」は、アフリカの奴隷制時代につけられた名前です。ティグリーニャ語で、その意味するところは、「女たちが男たちを団結させた(Women united men)」というものであり、これは、当時の(奴隷制時代の)女(母)たちが、奴隷商人から自らの娘や息子を守るために、男たちを団結させたという逸話からきています。
アスマラの見どころ